[トファシチニブ徐放錠 11mg] TOFAJAK-XR 11mg 30錠

[トファシチニブ徐放錠 11mg] TOFAJAK-XR 11mg 30錠 ゼルヤンツ ジェネリック

TOFAJAK-XR 11mg（トファシチニブ徐放錠 11mg）
製造元：CIPLA（シプラ／多国籍製薬企業）

本剤はXeljanz XR（ゼルヤンツ徐放錠 11mg）に相当するジェネリックとして位置づけられるJAK阻害薬の徐放製剤です。

TOFAJAK-XR 11mgは、ヤヌスキナーゼ（JAK）阻害薬であるトファシチニブ（Tofacitinib）を有効成分とする経口徐放錠です。

JAK-STATシグナル伝達経路を抑制し、自己免疫性・炎症性疾患における慢性的な炎症反応や免疫異常をコントロールすることを目的としています。

徐放設計（XR：Extended Release）により有効成分がゆっくりと放出され、血中濃度を安定させることで、1日1回の内服スケジュールが想定されています。

本剤は全身的に作用する免疫調整薬であり、必ず医師の診断・管理下で使用してください。各国・地域によって承認されている適応症は異なります。

主な用途

・関節リウマチ（リウマチ性関節炎）：関節の腫れ、痛み、こわばりを抑える目的で使用される
・アトピー性皮膚炎：重症例における、難治性の炎症と強いかゆみのコントロールを目的として検討される
・円形脱毛症：自己免疫性に毛包が攻撃されるタイプの脱毛症において、炎症性反応を抑える目的で内服管理が議論されることがある
・乾癬・乾癬性関節炎：紅斑、鱗屑、発赤、腫脹、関節痛などの炎症症状の軽減サポート

※これらすべてが国や地域で正式な適応となっているとは限らず、一部は適応外使用として扱われます。
※処方可否・保険適用・継続期間は必ず主治医が判断します。

用法・用量（一般的な説明）

・基本的に1日1回経口投与を前提とする徐放錠です。
・錠剤は割らず、砕かず、噛まずに、水でそのまま飲み込みます。
・食前／食後は医師の指示に従ってください。
・投与量および投与期間は、疾患の活動性、既往歴、年齢、併用薬（特に他の免疫抑制薬や生物学的製剤など）を考慮し、主治医が個別に設定します。
・自己判断で増量・減量・中止・他薬の追加や削除を行ってはいけません。

使用上の注意

・本剤は免疫応答を抑制・調整する作用があるため、感染症リスクが上がります。細菌感染、ウイルス感染（帯状疱疹など）、真菌感染、潜伏結核の再活性化などに注意が必要です。
・白血球数、ヘモグロビン、肝機能値、脂質（コレステロールなど）といった血液検査値が変動する可能性があります。
・深部静脈血栓症や肺塞栓症などの血栓イベント、心血管イベントのリスクについても報告されている薬剤系統です。胸痛、息切れ、片脚の腫れ・熱感・痛み、急な呼吸苦などがある場合は直ちに医療機関を受診してください。
・長期内服中は、定期的な採血（血算・肝機能・脂質プロファイル）、感染兆候の確認、血圧・体重・全身状態のモニタリングが推奨されます。
・発熱、持続する咳、極端な倦怠感、原因不明の体重減少、しびれ、視野異常、息苦しさなどが出た場合は、勝手に中断せずすぐに医師へ報告してください。

保管方法

・直射日光と高温多湿を避け、室温で保管してください。
・子どもの手の届かない場所に保管してください。
・他人に譲渡しないでください。本剤は免疫調整薬であり、適切な診断を受けていない人が服用すると有害になり得ます。

要約ポイント

・CIPLA製トファシチニブ徐放錠 11mg（TOFAJAK-XR 11mg）
・Xeljanz XR相当の有効成分・徐放設計を持つジェネリックポジション
・JAK阻害薬として、関節リウマチ、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、乾癬などの自己免疫性・炎症性疾患に関連する炎症コントロールを目的として用いられる
・1日1回投与設計
・感染症リスク、血栓リスク、血液検査値の変化などに対する定期的な安全性モニタリングが必須
・用量調整・継続判断は必ず専門医が行うこと

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